夏山登山の服装
服装本文
動きやすい服装、動きやすい靴は当然!しかし、登山にはこれだけではいけません。登山をするための服装をよく知り、快適で安全な登山ができるようにしましょう。
登山の際の服装は『重ね着』とその組み合わせが重要です。
余分な荷物になってしまうほどの衣料はいりませんが、天候の急変なども考えて、ある程度の準備はしっかりしておきましょう。■帽子・・・ツバがあり日よけ効果があるものを。
山の陽射しは思いのほか強いもの。直射日光で余分な体力を失わないように、帽子は必ず被りましょう。また、落石などの危険から身を守るためにも重要なアイテムです。強い風で飛ばされないようにゴムひもをつけるのを忘れずに。■半袖シャツ・・・吸汗性に優れた素材のものを。
下着と兼用できるもので、吸汗性に優れた素材のものがベスト。天候によってはかなりの汗をかくこともあるので、着替えも用意しておきましょう。
■長袖シャツ・・・襟のある前開きシャツがベスト!
下界は暑くても山頂はかなり涼しいことが多いので、長袖シャツを着用!できれば、山シャツ型の襟のついた前開きのものを用意しましょう。暑ければすぐ脱ぐことができ、寒ければすぐに羽織るなど、体温調節がしやすく便利です。襟がなく丸首のシャツは寒い時に首から体温が逃げてしまうので、襟元と袖口は閉められるものがおすすめです。
■セーターなどの中間着・・・気温の変化に対応するために。
ベストやセーター、フリースなど季節とその日の天候に合わせて選びます。薄手で軽く、あまりかさばらないものが良いでしょう。コットンのトレーナーなどは濡れると乾きにくく、重くなるので雨が心配される時は避けた方が無難です。■長ズボン・・・軽くて動きやすく、余裕のあるデザインのものを。
動きやすく、丈夫なズボンがベスト!多少余裕のあるデザインのものを選びましょう。ジーンズは濡れると動きにくくなるので避けた方が無難です。■靴・靴下・・・厚手の靴下と履きなれた動きやすい靴を。
靴下は厚手の物を履きましょう。マメが出来やすい人は薄手ソックス、中薄手ソックスの二枚重ねをしても良いでしょう。ウール製品を選ぶなら目の細かいものを。靴は普段履きなれたトレッキングシューズまたは登山靴がオススメです。登山靴がない場合は、歩きやすく丈夫で滑らないものにします。できれば砂が入らないように足首まで包むような深いものが良いでしょう。履きなれていてもヒールがあるものやビジネス用などの革靴は登山には向きません。
■手袋・・・安全のために必ず用意
手袋は岩場を登ったりする際に手を守ってくれる重要なアイテムです。防寒・日焼け止めにもなるので必ず用意しましょう。また、濡れてしまった時のために替えの手袋を1組用意しておくと良いでしょう。■メガネ/ゴーグル・・・コンタクトレンズの方は必需品!
風が強い日は砂が目に入ってしまうこともあります。コンタクトレンズを使用していると、かなり辛い思いをすることも。メガネやゴーグルなどで目を守ることも忘れずに。以上のものを、その時の天候に合わせて上手に活用しましょう。
寒くなることが予想されれば長袖を増やす、雨が降りそうならば着替えを増やすなど、その時々に合わせ臨機応変に対応してください。