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1/15-1/21 地域のニュースウイークリー

P1012029.jpg 圧倒的な存在感。真冬の快晴と澄み渡る空気の中で、毅然と立つ。日本を代表する風景である。

遥かなる遠い時代からランドマークとして、また人々の心の拠りどころ(マインドマーク)となってきた大山。ここ出雲國・美保関・地蔵埼からの望む山容はトップ・オブ・トップの美しさ。目前の海は美保湾と表現されるが、古くから“美”という字を使った理由にはこの風景にあるのはまちがいなさそうだ。

この風景、実はあまり観光案内(島根県)の中で紹介されていない。残念。理由は大山が隣の鳥取県の山だからということなのだろうか・・・。古くから出雲富士とも表現されているのにかかわらず、つまらない県境意識がこの日本を代表する風景を知らせることを阻害している。酷な県境だ。そのことを認識したいものだ。


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今週のキーワード:「一畑百貨店(松江) 65年の歴史に幕」 「牛突き開幕戦 隠岐の島」 「境港でカニ感謝祭」 「境港 今年初の大漁旗 サバを中心」 「倒産急増 4年ぶり」 「大山名水とらふぐ」 「FDA出雲中部国際空港便新設」 「山陰和牛 両県連携でポール・ボキューズに」 「高田屋嘉兵衛と伯耆高田屋」 「松江・田和山遺跡(国史跡)AR整備」 「晴天 澄み渡る 鳥取砂丘から大山遠望」 「新型やくも 3月試乗会」 「玉造温泉・ホテル玉泉 譲渡」 「今春の花粉量 裏年でも平年超え」 「鳥取砂丘周辺 渋滞緩和にライブカメラとナンバー認識カメラ」 「出雲・田儀桜井家のたたら製鉄ガイダンス施設」 「島根県立美術館で植田正治、塩谷定好写真展」 「松江市所有漁具 国の登録有形民俗文化財に1598点」 「砂の美術館 来館者数 大幅回復」 「岡本喜八監督を語る」 「出雲村田 30年頃、安来に新工場」

 

 

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1)ありがとう 一畑百貨店(松江) 65年の歴史に幕  最終日 1万2000人来店 長年親しんだ店舗との別れを惜しむ 百貨店「ゼロ県」は山形、徳島に続いて3県目に 売上高のピークは2002年に108億円を記録、23年は43億円に落ち込む 閉店後の活用策、引き合いはあるが現時点で見通し立たず(全)・・・・・時代はめぐる。唄のように・・・。

 

2)迫力 牛突き開幕戦 隠岐の島で初場所大会 町内全域から16頭が出場し 激しいぶつかり合いで会場沸かす 数え年で3~4歳 体重400~800キロの雄牛出場(山中)・・・・・隠岐の牛突き、迫力に圧倒される。新しい年が動き出したことを実感!?

 

3)境港で「カニ感謝祭」 水木しげるロード ベニズワイガニを積んだリヤカーのパレードやカニ汁の振る舞い 海の郷への感謝や豊漁祈願とともに、観光振興も願い今年で21回目(全)・・・・・ カニ山盛りのリヤカーパレードはインパクトのある景色ですね~。

 

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1)境港 今年初の大漁旗 サバを中心に計1748トンの水揚げ 境港市役所に(1000トン以上で掲揚)  サバ1520トン、味210トン、ベニズワイガニ18トン 23年は大漁旗を計25回掲げる(全)・・・・・サバしゃぶが名物になった米子。境港のこの水揚げとリンクさせたら物語ができそうだ。それをお客様は求めている!?

 

2)倒産急増 4年ぶり8000件(全国) 2023年 原材料高、人件費上昇 中小・零細の資金繰り悪化 島根県では54件(前年比107%増) 過去10年で最多 鳥取県は21件(5%増)(山中)・・・・・生産性が問われている現代。従来のスタイルでは市場から退場が求められ場面も増えそうだ。

 

3)一畑百貨店(松江) 14日閉店 1月売上高 前年比3倍 一夜明け 従業員商品整理 / 取引先 売上高影響20.8億円 68%は島根企業 帝国データバンクが推計 取引企業を中心に徐々に影響が連鎖していく可能性(山中)・・・・・一畑ショック。さまざまなネガティブ影響があるが、どこかで反転しポジティブになるに違いない。

 

4)陸上施設でトラフグ養殖 名称は山の名を冠する「大山名水とらふぐ」 米子市淀江町の温泉施設  大山の湧き水、温泉水活用 施設内のレストランで近く提供  淀江の新名物を目指す 地域活性化コンサルタントを手がける一般社団法人「G・B」養殖事業部の増田さん(山中)・・・・・大山ブランドがここにも。評価が気になるところ。うまくいけば大ブレイクも!?

 

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1)FDA出雲中部国際空港便新設 夏ダイヤ(3/31-10/26)から 1日1往復の定期便  県営名古屋空港便の2往復と併せ名古屋都市圏と結ぶ便が1日3往復となる  今月8日に運休した静岡便も夏ダイヤから1日1往復で運航再開(山中)・・・・・セントレアとつながると、国際線とスムースにつながることにも。これは大きな意味がありそうだ。

 

2)大山フグ 名水のうまみ  米子市淀江の温泉施設で試験養殖 「大山名水とらふぐ」の試食会が開催され、米子市長ら参加者が舌鼓 年間を通じて15度を保つ湧き水と約40度の温泉水を利用し、光熱費をほとんどかけず高品質なトラフグの提供目指す  26年本格稼働目指す(全)・・・・・温泉施設・白鳳の里のレストランで提供ということ。福を運んでくれる!?

 

3)「山陰和牛」が高級フレンチに 東京でPR 島根、鳥取両県が連携し 和牛を「山陰ブランド」として売り出す 代官山の「メゾン・ポール・ボキューズ」と銀座の「ブラッスリー・ポール・ボキュール銀座」で 両県の和牛が全共で肉質日本一で連携(全)・・・・・最高峰のレストランでのプロモーション。インパクトあり。

 

4)江戸時代に活躍の廻船商人・高田屋嘉兵衛 伯耆高田屋(琴浦町八橋)とのつながり明白に 島根大学教授ら調査 北前船と八橋とのかかわりも深いことから、新たな観光資源にも(日海)・・・・・北前船と当地との関係に興味を持つ人には、大きなエビデンスが得られた感じです。詳細は簡単にまとめられないですが・・・。

  

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1)松江・田和山遺跡(国史跡)  草ぶきの復元竪穴住居 撤去進む 跡地に遺構面出現  スマホなどかざすとAR技術で弥生時時代の外観や内部構造を見ることができるように  映像展示を2026年度中に整備し歴史学習に役立てる(山中)・・・・・草ぶきの建物は傷みが進むが、ARはその傷みがない。メリット、デメリットあるが総合的なメリットはARにあった。ということでしょうか。

 

2)晴天 澄み渡る 鳥取砂丘から約65キロ先の大山遠望  青空の下で白波を立てる日本海と、雪化粧をした大山が美しいコントラスト(日海)・・・・・真冬の快晴。この時期としては珍しい。14日も快晴で、朝、大山山頂から遥か南に石鎚山など四国山地のスカイラインを見ることができたようだ。空気が澄んでいる2024年1月。 

 

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1)新型特急「やくも」 3月試乗会 4月6日から(6月末までに全列車が置き換わる)の運行開始を前に広くPR 一般、インフルエンサー募集  出雲市-米子間、米子-生山間 抽選で600名 18日現在、既に3300人、インフルエンサー44組が応募 募集締め切りは1月28日(全)・・・・・鳴り物入りでの新型やくもが動き出すことに。今年は美しい雲が沸き立つ八雲の出雲・山陰が注目される年になる!?

 

2)玉造温泉「ホテル玉泉」を譲渡 JA共済連  不動産事業、ホテル運営などを手がけるサクセス・プロ(東京)と基本合意 営業は継続、雇用も維持 同ホテルは1965年創業  温泉街では最大規模となる客室100室(定員559人)(山中)・・・・・事情は不明だが、時代の流れの中で合理的な判断なんでしょう。

 

3)今春の花粉量 裏年でも平年超え 暖冬の影響で飛散時期も早まる見立て ウエザーニュースまとめ 昨夏の高温や日照時間が長くなった影響でスギやヒノキの光合成が促され、雄花の着花が進んでいることが要因 山陰では2月上~中旬で始まり、4月下旬まで続くと予想される(山中)・・・・・地球温暖化がここにも影響している。歴史を振り返ると、戦前までは日本中の山は禿山が多かったため、スギ花粉症などはなかったのかも。現代のこのアレルギーは構造的なもの!?

 

4)鳥取砂丘周辺 渋滞緩和に一手 市内にライブカメラとナンバー認識カメラ 混雑状況などをインターネット上で随時公開、県外からの観光客の傾向なども分析  通過型から滞在型観光への転換に必要な課題や対応策など洗い出す狙い(日海)・・・・・これにスマホの位置情報データなど駆使すれば、渋滞緩和は案外容易いのかもしれない。

 

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1)出雲・田儀桜井家の「たたら製鉄」 ガイダンス施設4月開館  遺跡のひとつである越堂(こえどう)たたら場跡近くに 製鉄体験もでき、観光や学習の拠点として活用  出雲市が6千万円かけて整備  田儀桜井家は江戸時代初期に奥出雲から出雲市に移住し、約250年製鉄業に携わった(山中)・・・・・海岸に近い場所でのたたら製鉄は浜砂鉄を原料にしたのでしょうか? 奥出雲から海岸沿いのこの場所に移動された経緯、背景を知りたいもの。

 

2)松江の島根県立美術館で山陰の豊かさを伝える写真展  国際的に評価された植田正治さん(境港市出身、1931-2000)と塩谷定好さん(琴浦町出身、1899-1988)の作品展 地域の魅力を伝える164点が並ぶ 4月15日まで(山中)・・・・・島根の県立美術館で鳥取の写真家二人の写真展とは、気になります。県境の壁はなかなか低くならないが、アートの分野では障壁にならない!?

 

3)松江市所有漁具 国の登録有形民俗文化財に1598点  日本海で使われたモジ網、宍道湖のシジミ漁のじょれんや、中海の赤貝(サルボウガイ)を採るためのそりこ船など、海域や汽水域で性質が異なる地域の漁の実態が分る資料として評価される(全)・・・・・島根半島を挟む3つの特徴的な漁場でそれぞれ使用された道具も異なる。この違いや、共通点など探ってみると面白い事象が浮かび上がるかも。

 

4)鳥取砂丘・砂の美術館 第14展示「砂で世界旅行・エジプト編」(7/30-1/3) 来館者数は前期の1.73倍の58万5762人 経済効果171億円 大幅回復  91.2%が県外の来館者、このうち72.9%が市内に宿泊 15期はパリ五輪が開催されるフランスをテーマに4月19日開館予定(日海)・・・・・ ポスト・コロナ現象が顕著にあらわれた実例でしょうか。砂の美術館がもしなかったら・・・。そう考えると、存在の大きさが認識できる!?

 

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1)岡本喜八監督(米子市出身)を語る 生誕100年記念しトークイベント  市立図書館で  戦中派体験にこだわり続けた岡本監督を新書にまとめた読売新聞東京本社文化部の前田啓介記者 ファンらが耳を傾ける 2月17、18日には米子市内で生誕祭(全)・・・・・岡本喜八監督の顕彰事業が始まる。まず岡本映画を見ることでしょうが、どんなカタチで顕彰していけばいいのだろう。

 

2)出雲村田製作所 30年頃、安来に新工場  山陰道近くの切川町に最大約20ヘクタールの用地を取得して 生産体制強化 将来的には千人規模の体制で電子部品を生産 同社はスマホやパソコン、自動車に搭載される積層セラミックコンデンサーなど生産(山中)・・・・・関係者との協議が始まったということ。詳細はこれからということだが、実現すると地域の相当な好影響が出ることに。安来市だけでなく米子市を含む隣接のエリアにも。


日本海新聞     http://www.nnn.co.jp/

山陰中央新報   http://www.sanin-chuo.co.jp/

朝日新聞(鳥取) http://www.asahi.com/area/tottori/

朝日新聞(島根) http://www.asahi.com/area/shimane/

読売新聞(鳥取) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/

読売新聞(島根) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/

毎日新聞(鳥取) http://mainichi.jp/area/tottori/

毎日新聞(島根) http://mainichi.jp/area/shimane/

産経新聞(鳥取) http://www.sankei.com/region/newslist/tottori-n1.html

産経新聞(島根) http://www.sankei.com/region/newslist/shimane-n1.html

NHK (鳥取) http://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/

NHK (島根) http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/

山陰放送     http://bss.jp/news/index.html

中海テレビ    http://gozura101.chukai.ne.jp/site/page/chukai/community/localnews/

 

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